山ノ内町社協理事会で地域密着型小規模特別養護老人ホームを視察
11月9日、わが山ノ内町社会福祉協議会理事会で、視察研修を行いました。
今年は、介護保険事業の中でも珍しい地域密着型小規模特別養護老人ホームの運営状況について現地を訪ねました。

午前9時半、最初に訪れたのは、お隣の木島平村の「里山の家 木島平」です。
一見、高齢者施設のようには見えません。
それもそのはず、ここは元小学校でした。
少子化で統廃合が行われ、廃校となった建物を活用しています。
社会福祉法人みゆき福祉会が運営しています。
採光もよく、明るい雰囲気の施設です。
基本的には地域密着なので、村内の人しか利用できません。
でも、自治体同士で合意があれば例外も認められるようです。
わが山ノ内町からも入所されている方がいらっしゃいました。

お昼は、須坂市に移動して「旬菜古民家ゆるり」さんというお店に入りました。
事務局で事前に予約してありました。
名前のとおり、古民家の風情漂う日本料理のお店です。

手が込んでいます。
秋の雰囲気満載のお料理の数々・・・。
料理人の気合いがこもっています。

お造りは、雪の器に盛られています。
新鮮な素材、瑞々しさを演出しています。

懐石料理の最後はおろしそばです。
店内には、ゆったりとした空気が流れている感じ。
次の視察までは時間があったので、お料理をゆっくりと楽しむことができました。
今度は、何か特別なときにでも大切な人と訪れてみたい、と思えるお店でした。

午後の視察先は、須坂市社会福祉協議会が運営する地域密着型小規模特別養護老人ホーム「ぬくもり園」です。
介護保険事業に中では、収益性が不安定との理由でなかなか増えていない小規模特養です。
いろいろと課題はあるようですが、なんとか採算ベースには載っているとのことです。
もともと社協のデイサービス事業所があった隣接の市有地での小規模特養事業開始の公募があり、ほかの事業者が入って来るよりは、とのことで応募したとのことです。

普通の特別養護老人ホームとは違って、こじんまりとした家庭的な雰囲気があります。
山ノ内町では、介護保険計画の関係で、こうした施設の設置は難しいかもしれません。
介護サービス利用者のみなさんのニーズと事業者の思惑が一致しただけでは、すぐに事は進みません。
施設介護が増えると、介護保険会計が膨らみ、介護保険料の値上げということにもなりかねません。
保険者である町とすれば、需要を的確に把握して慎重に供給のことを考えなければならないところが悩ましいところです。
「2025年問題」もあります。
介護の需要はずっと増え続けるわけではありません。
先のことも見通した経営判断も必要です。
↓↓応援よろしく
おねがいします。

↓↓ こちらにも応援よろしくおねがいします。

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 第34回山ノ内町社会福祉大会 (2016/01/07)
- 山ノ内町社協理事会で地域密着型小規模特別養護老人ホームを視察 (2015/12/02)
- 平成27年度山ノ内町西部公民館「長寿を祝う会」 (2015/09/23)
- 「さわやか千歳」従業員理事会暑気払い (2015/08/09)
- 町社会福祉協議会新旧役員歓送迎会 (2015/07/06)
スポンサーサイト